旦那ちゃんへ
事務所からの帰宅中バスに乗っていると、杖を突いたおばあちゃまが隣に座りました。空いた席はたくさんあったのだけれど、入口から一番近いシートがわたしが座っていた二人掛け座席。
「足が悪いからごめんねえ」と言った後、Tシャツ姿のわたしをみて
「寒くないの」と言いました。
本日最高気温16度。いつでも脱げるように仕込んできたTシャツは、暖かいバスの中で大活躍。
「暑いんです」とはにかむわたしに向かっておばあちゃまは話し続けます。
右手首をクルクルと回しながら、「今からこれすんねん」と囁くおばあちゃま。
「ちょっと何言ってるか分かんない」という顔をしているわたしにおばあちゃまは言います。
「パチンコや」
「あ、パチンコですね!」
「シー!」
というやりとりをしました。
おばあちゃまは87歳、今月末に88歳になるそうです。もう死ぬからパチンコで遊びたい。なのに月に2~3回しかさせてもらえないのだとか。おばあちゃまは行きはバス、帰りはタクシーで帰ると言っていました。この話を聞くと、なけなしの金で遊んでるわけではなさそうです。
バスとタクシーでパチンコに通う87歳。楽しそうなおばあちゃまがとてもクールに見えました。
コメント