【コンビニ人間/村田沙耶香】理解されなくてもいい!どんなことでも夢中になれたら幸せだと思える本

もえちゃんが好きな作家さんシリーズ。先日もらったお手紙で彼女が言及していた村田沙耶香さんの本をメルカリで探す。とりあえず300円の本を物色してみつけたのが「コンビニ人間 (文藝春秋)」というタイトル。2016年の芥川賞受賞作だと知りました。

コンビニってなんでも売ってて、ファックスだって送れるサービス100点満点なお店だけど、わたしが一番好きなところは、「お店が小さい」ところ。

そもそもスーパーであれこれ探すのがとても疲れるので、買い物はできるだけしたくないわたしは、寄り道して調味料を買うことも避けています。

コンビニの狭い店内は、無駄なく商品が並べてあり、悩んで店内を何周しようともたかが知れているので疲れません。特に新しい商品が置いてあるので急なプレゼント探しに最適なのです。新製品の高級カップラーメンなんかは、絶対に自分で買わないのでもらうと嬉しいと思う。今のところ父の誕生日は毎年ファミマで調達。

旦那は、コンビニは割高だという。それでも、欲しいと思ったときに購入できることが贅沢であり、便利なコンビニの素晴らしいところ。「とりあえず寄る」ような目的のない状態でお世話になることはないので、勿体ないなんてことはない!

そんなわたしが大好きなコンビにで働く主人公は、36歳独身の小倉恵子。恵子は子どものころから、周囲の言う「普通」というのが理解ができない女性でした。そんな恵子はコンビニで働くことで自分は生まれ変わったと言っています。

恵子は、就職をしないでコンビニで働き続けることや彼氏がいないことが、世間では「普通ではない」と気づいているので、妹にもらったアドバイスを駆使しながら友人同士の会話を切り抜けていきます。

35歳になるまで結婚すると思っていなかった私には、恵子と妹の、こう聞かれたらこう返す!術があまりにもハイセンスで驚愕。

恵子から学んだことを自分が若い頃に活かせるのであれば、彼氏欲しくないの?なんて聞かれたら、好きなひとはいるんですけど~なんて当たり障りのないことを答えたい。

恵子は、めちゃめちゃ仕事デキ女(シゴデキおんな)です。

コンビニのパートとは思えないほど、私生活もコンビニの利益を考え健康管理をし、身だしなみを整えます。こんなふうに一生懸命働ける場所があるって羨ましい!!コンビニ内の描写もとても細かく、一度は働いてみたいと思いました。(ネットフリックスでハンバーガー帝国を観たあとマクドナルドで働いてみたいと思った時と同じ)

途中で「自分のことは棚上げクソ野郎」が新人アルバイトとして恵子と関わり始め、不愉快な思いで読み進めました。

恵子は普通の人になるために、周囲が喜ぶこととしてクソ野郎と同棲をはじめます。

友達や家族と繰り広げられる会話がとても苦しい。というものも、わたしが結婚したのは主人公と同じ36歳。周りの目を気にして結婚したわけじゃないけれど、「結婚しないの?」という質問をされなくなったことにほっとしているのは事実です。家族を安心させたいから婚活をしている友達も実際にいるし、コンビニ以上に色々考えさせられる話でした。

自分が活き活きできる場所はもしかしてコンビニなのでは…と思いつつ、大好きなコンビニで働く店員さんを今まで以上にリスペクトできるようになりました。

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この記事を書いた人

趣味は手紙。自営業しながら副業ライターをしています。2026年の抱負は「友達にもっと会う」。旦那ちゃんのお世話をしながら生きています。

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